【スッキリ】「ちゃちゃっと女」を卒業した日。理不尽な職場から静かに抜け出す方法

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スッキリ

【スッキリ】「ちゃちゃっと女」を卒業した日。理不尽な職場から静かに抜け出す方法

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朝の満員電車に押しつぶされながら、わたしはいつも同じことを考えます。
「どうして、こんなに理不尽な人たちのために、自分の時間と心をすり減らしているんだろう」と。

広告代理店の総合職として働き始めてもう8年になりますが、今の部署に異動してからは、ずっと胃薬が手放せません。
理由は簡単で、上司と先輩が、揃いも揃って「都合のいい女扱い」をしてくるからです。

これは、わたしがようやく「我慢するのをやめた日」のことです。

 

朝から全力で人の時間を奪う男

【スッキリ】「ちゃちゃっと女」を卒業した日。理不尽な職場から静かに抜け出す方法

オフィスに着いて、まだコートも脱いでいないのに、フロアの向こうから上司の声が飛んできました。

「おー、斎藤さん!ちょうどよかった。今日の10時のクライアント向け資料、やっぱり方向性変えたいからさ、全部作り直しておいてくれる?」
(ちょうどよくないわよ!!今来たばっかりだし!(# ゚Д゚))

時計を見ると、現在9時10分。
10時には先方が来社する予定です。資料はすでに昨夜のうちに完成させて、共有フォルダにもアップ済みでした。

「昨日の案で、一度ご確認いただいてましたよね?」と確認すると、
上司の小田は「うんうん」と頷きながら、とんでもないことを言いました。

「いやぁ、あれも悪くないんだけどさ。昨日、帰りの電車でふと思いついちゃってね。『やっぱり感動路線で行こう!』って。だから、構成からガラッと変えたいんだよね。できるでしょ?」
(知らんがな!!あんたの電車ひらめきのせいで何人振り回されると思ってんの!?(#`Д´))

できるでしょ、じゃないです。
できるかどうかの判断をするのも、わたしの仕事です。でもこの人は、わたしの時間も労力も、無限に湧いてくるリソースか何かだと思っているふしがあります。

さらに追い打ちをかけるように、隣の席の先輩・佐伯が、コーヒー片手に口を挟んできました。

「斎藤さんなら大丈夫ですよ。いつもなんだかんだ間に合わせてくれてるし。ね?」
(その「ね?」が一番ムカつくんですけど!!ヽ(`Д´)ノ)

「じゃ、頼んだよ〜」と小田は、自分のデスクに戻っていきました。
彼の机の上には、今日提出予定のはずの企画書が、どう見ても「白紙に近い状態」で広がっています。

(こっちが火を噴く前に、まず自分の仕事片づけてくれません?( ;∀;))

仕方なく、わたしはパソコンを立ち上げ、資料の全面作り直しに取りかかりました。
途中で別のメールが飛び込んできます。

「10時の打合せ、司会進行もお願いね by 小田」
(え、資料も作って、内容も整理して、司会もやれって?便利屋か何かと勘違いしてません??(゚Д゚;))

結局、9時55分に資料がギリギリ印刷し終わり、そのまま会議室へ駆け込みました。
もちろん、わたしは何も食べていません。コーヒーすら飲めていません。

会議室でクライアントの前に座った小田は、涼しい顔で言いました。

「いやぁ、朝にいいアイデアが降りてきちゃってね。うちの斎藤が、さっと形にしてくれたんですよ」

(いや、アイデア降りてきたの昨日の電車って言ってたよね!?それに『さっと』じゃないから!!必死だったから!!(T_T))

クライアントは満足そうに頷き、プレゼン自体はうまくいきました。
けれど、終わった頃には、わたしのエネルギーは午前中で使い切ってしまったような気分でした。

 

全部私のせいにする人たち

【スッキリ】「ちゃちゃっと女」を卒業した日。理不尽な職場から静かに抜け出す方法

地獄は、だいたい午前を乗り越えたあとの午後にやってきます。
その日も例外ではありませんでした。

14時過ぎ、別のプロジェクトでトラブルが発生したと、営業部の島田から呼び出されました。

会議室に入ると、小田と佐伯、そしてクレームを入れてきたクライアントの担当者が座っています。
嫌な予感しかしません。

クライアント担当者が、プリントアウトしたメールを机にドンと置きました。

「こちらの修正、お願いしていたのに反映されていませんよね?」

その紙に印字されていたのは、クライアントから送られてきた修正依頼メールでした。
確かに一度目を通しましたが、そのタイミングでは、すでに入稿済みだったはずです。

「メールの共有が、こちらに来たのが入稿のあとだったので、その件については——」と説明しかけた瞬間でした。

「いやぁ、そこはうちの確認フローに問題がありましてね。担当の斎藤が、うまく拾いきれなかったようなんです」
(ちょっと待てやコラ(ꐦ°᷄д°᷅)!!!)

小田は、何の躊躇もなく、わたしの名前を「原因」のところに置きました。
さらに佐伯が、申し訳なさそうな顔をしながら、追い打ちをかけてきます。

「僕もフォローしきれなくて…。ただ、斎藤さんには、きちんと確認するようには伝えていたんですけどね」
(伝えてませんけど!?今初めて聞きましたけど!?(╬゚◥益◤゚))

心の中で机をひっくり返しながらも、表情だけは何とか保ちました。
ここで感情的になっても、なぜか「ヒステリックな女社員」として処理されるのが、この会社です。

クライアントに謝罪をし、追加修正のスケジュールをその場で調整し、結局わたしが残業して対応することになりました。

会議室を出たあと、さすがに黙っていられず、小田に声をかけました。

「先ほどの件ですが、メールが来た時間と入稿の時間を見ていただければ、わたしだけの責任ではないことはお分かりいただけると思います」

すると小田は、面倒くさそうにため息をつきました。

「そういう細かいこと、いちいち気にしない方がいいよ。クライアントの前では、誰かが矢面に立たなきゃいけないんだからさ。今回は斎藤さんってだけ」
(はぁぁぁぁ!?『だけ』じゃねぇわ!!その『誰かが』毎回わたしなんですけど!?(#`ω´))

「社会に出たらさ、理不尽なんて山ほどあるんだから。いちいち気にしてたら、身が持たないよ?」
(いや、その理不尽を生産してる張本人が言うセリフじゃないから!!( ̄□ ̄;))

横で聞いていた佐伯も、なぜか上から目線で口を挟みます。

「斎藤さん、優秀だから、つい頼っちゃうんですよ。期待されてる証拠ですよ」
(それ、ただの便利なスケープゴートって言うんです!!期待じゃなくて依存だわ!!ヽ(`Д´)ノ)

わたしの中で、何かが静かにひび割れる音がしました。
この人たちは、都合が悪くなると、何度でもわたしを差し出す。
それを「社会とは」「期待とは」といった言葉で、きれいにラッピングしてくるのです。

その日の退社時間、オフィスの時計は22時を回っていました。
誰もいなくなったフロアで、ひとりパソコンをシャットダウンしながら、わたしは小さく呟きました。

「……もう、いい加減にしてほしいな」

(本気でムカつく。なんでわたしばっかりなんだろう…(T_T))

 

限界を超えた昼休み

【スッキリ】「ちゃちゃっと女」を卒業した日。理不尽な職場から静かに抜け出す方法

翌日。
午前中から細々とした仕事に追われ、気づけば13時半。やっと席を立とうとした瞬間、またしても声が飛んできました。

「斎藤さん、お昼行く前にこれだけ。急ぎで見積作ってほしいんだよね。先方、今日中に欲しいってさ」

振り向くと、佐伯がニコニコしながら書類を差し出してきました。

「すぐ終わると思うんで。ほら、斎藤さん、早いから」
(すぐ終わらないから!!その『すぐ』を決める権利はこっちにあるの!!(ꐦ°᷄д°᷅))

「先にお昼行かれては?戻ってから対応します」と、なるべく穏やかに言うと、
佐伯は少し驚いたような顔をしました。

「え、でも、先方待ってるし…。小田さんにも『斎藤さんなら、ちゃちゃっとやってくれる』って言われてて」

(その『ちゃちゃっと』が全部地獄なんだよ!!いい加減にしろや!!(#`Д´))

喉元まで出かかった言葉を飲み込んで、わたしは一度深呼吸をしました。
昨日まではここで折れていたと思います。
でも、今日は不思議と引き下がりたくありませんでした。

「申し訳ありませんが、まずはお昼を取らせてください。13時から14時までは休憩時間ですので」

できるだけ冷静に、事実だけを伝えました。
すると、今度は佐伯が、あからさまに不機嫌そうな顔をします。

「なんかさ、最近ちょっとさ…融通きかなくない?そういうの。チームワーク、大事だと思うんだけど」
(お前が言うなぁぁぁ!!!どの口がチームワーク語ってんの!?(`Д´#))

そこへ、タイミング悪く小田が現れました。

「どうしたの?」

佐伯が、少しオーバー気味なジェスチャーで説明します。

「いやぁ、斎藤さんがお昼優先したいって言うから、見積、後回しなんですよ。先方、待ってるのに」

(言い方ァァァ!!!完全にわたしがワガママ言ってる人になってるじゃないの!!(TдT))

小田は、困ったような顔を作りながらも、言葉は容赦ありませんでした。

「斎藤さんさ、プロとしてどうかなって思うよ?お昼なんて、後からでも食べられるでしょ。先方が一番大事なんだから」

(プロとして一番ダメなのは、段取りもマネジメントもできず、部下に丸投げしてるあんたです!!(╬⊙д⊙))

その瞬間、自分の中で、何かがぷつんと音を立てて切れた気がしました。
カチン、というレベルではありません。もう、ブチン、です。

わたしは、ゆっくりと二人を見渡しました。
そして、なるべく感情を排した声で言いました。

「では、その『プロとしてどうか』というお話、今日の18時から、労務担当とご一緒に、きちんとさせていただけますか?」

「え?」と二人が同時に目を丸くしました。

「昨日の残業時間と、ここ数ヶ月の休日出勤、それから、クライアント対応時の責任の所在についても、整理しておきましたので。第三者の前で、一度確認させていただきたいです」

そう言って、わたしは自分のデスクから、プリントアウトしておいた勤務時間のログと、過去のメールの抜粋を取り出しました。

実は、ここ最近あまりに理不尽なことが続いたので、万が一のために証拠を集めていたのです。
残業時間の記録、休日出勤の依頼メール、「とりあえず斎藤さんで」という丸投げメール。
読み返すだけで胃が痛くなるようなログの山でした。

「そんな大げさな…」と佐伯が笑ってごまかそうとした瞬間、

「じゃあ、18時に会議室Bで」と、わたしははっきり伝えました。

小田は、一瞬わたしを睨むように見ましたが、すぐに視線をそらし、
「わかったよ」と短く言いました。
(わかったじゃないわ!!こっちはもう覚悟決めてんだからね!?( •̀ω•́ ))

そのあと、わたしは予定通り昼休みに出て、近くのカフェで久しぶりに温かいパスタをゆっくり食べました。
フォークを口に運びながら、胸の奥が少しずつ軽くなっていくのを感じていました。

(あ、ちゃんと「お腹空いた」って感じる…わたし、まだ大丈夫だ…(´ω`))

 

静かな反撃と、最高のさようなら

【スッキリ】「ちゃちゃっと女」を卒業した日。理不尽な職場から静かに抜け出す方法

18時。
会議室Bには、すでに労務担当の人事課・山本さんがいました。
柔らかい雰囲気ですが、目は鋭い女性です。

「今日はお時間ありがとうございます」と席につくと、少し遅れて小田と佐伯が入ってきました。
ふたりとも、どこか落ち着かない様子です。

「では、始めましょうか」と山本さんが口火を切りました。

まず、わたしから、ここ数ヶ月の業務状況について説明しました。
残業時間の推移、休日出勤の頻度、深夜対応の有無。
そして、クライアントの前で一方的に責任を押し付けられた事例について、メールや議事録を示しながら淡々と話しました。

小田は途中で口を挟もうとしましたが、そのたびに山本さんが、

「今は斎藤さんの話を聞く時間ですので」と静かに制しました。
(山本さん…天使ですか…!?( ;∀;))

一通り話し終えると、山本さんが資料を見ながら、ゆっくりと口を開きました。

「斎藤さんの残業時間、月間でかなりの水準になっていますね。会社としても、これは見過ごせない数字です」

「いえ、それは本人が——」と小田が言いかけました。

「自発的に、ですよね?」
(出た、『自発的』って魔法ワード…!)

山本さんは、手元の紙を軽く叩きました。

「しかし、ここのメールには『とりあえず斎藤さんに』『斎藤さんなら、ちゃちゃっと』という表現が繰り返し出てきています。これは業務指示とみなされても仕方がないかと思いますが、いかがですか?」

小田と佐伯は、言葉に詰まりました。

「さらに、クライアントへの説明の場で、原因を個人に押し付けるような発言も見受けられます。組織としての責任をどう考えていらっしゃるのか、お聞かせ願えますか?」

山本さんの問いかけは穏やかですが、その内容は厳しいものでした。
(うちの会社にも、ちゃんと正気の大人、いたんだ…(´;ω;`))

小田は何とか取り繕おうとします。

「いやぁ、その…現場で臨機応変にやってもらわないと回らない部分もありまして——」

「臨機応変と、恒常的な負担の偏りは違います」と山本さんはきっぱり言いました。
(言ってほしかったやつキタ!!(≧▽≦))

一通り話が終わると、山本さんがわたしの方を見ました。

「斎藤さんとしては、今後どうしていきたいとお考えですか?」

そこで、わたしは深呼吸をして、用意してきた言葉を口にしました。

「わたしは、この働き方を続けるつもりはありません。
 ですので、本日付で退職の意思をお伝えしたく、あわせてこの場を設定させていただきました」

一瞬、空気が固まりました。
小田と佐伯が、同時にこちらを見ます。

「は? ちょっと待ってよ。急に何言って——」
(急じゃないわ!!むしろ遅いくらいよ!!( ゚Д゚))

「前々から条件面も含めて検討しておりまして、既に次の勤務先も決まっております。
 今の部署での扱いを経験して、ここに居続ける理由が見つからなくなりました」

「そんな…裏切りみたいじゃないか」と佐伯がぼそっと言いました。
(いやいや、裏切り続けてきたのどっちよ!?(ꐦ°᷄д°᷅))

すると、山本さんが静かに言いました。

「労働者が、自身の健康やキャリアのために環境を選ぶのは『裏切り』ではありません。
 むしろ、ここまでの状況でよく耐えてくださったと思います」

その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなりました。

「退職時期については、引き継ぎの期間を含めて後日相談させてください。ただ、現在のような働き方は、今日を最後に改めたいと思っています」

わたしがそう告げると、小田はようやく焦りを見せ始めました。

「ちょ、ちょっと待ってよ。斎藤さんいなくなったら、うちのチーム、回らないよ」

(知るか!!そのために人育てるのが管理職の仕事でしょうが!!ヽ(`Д´)ノ)

「今までだって、かなり無理をお願いしてきた自覚はあります。
 だからこそ、このまま甘え続けるわけにはいきません」

わたしは、机の上に置いてあったプロジェクト一覧表をそっと彼らの前に差し出しました。
そこには、現在わたしが担当している案件と、その進捗、関係者の一覧がきれいにまとめてあります。

「引き継ぎは、できる限りスムーズに行います。ただし、これは『わたしの善意』としての範囲です。
 今までのように、『どうにかしてよ』という丸投げは、お断りさせていただきます」

山本さんが、満足そうに頷きました。

「会社としても、今回の件は真摯に受け止めます。部署としての体制やマネジメントについては、別途、上層部と検討させていただきます」

会議が終わり、会議室を出ると、同じフロアの後輩・中村が心配そうに近づいてきました。

「先輩、大丈夫でしたか…?」

「うん、大丈夫。むしろ、やっと終わったって感じかな」

わたしが笑うと、中村は少し涙目になりました。

「斎藤先輩がいなくなっちゃうの、寂しいですけど…でも、よかったです。ずっと、無理されてるんじゃないかと思ってて」

「ありがとう。中村さんも、自分の心と体、いちばん大事にしてね」

そう言って、わたしたちは小さくハイタッチをしました。
(うん、もう大丈夫。ここからは、わたしの人生、わたしのために使うんだ (´▽`))

その日の帰り道。
同じ満員電車のはずなのに、窓の外の夜景が、いつもより少しだけ明るく見えました。

 

まとめ

理不尽な環境にいると、自分がおかしいのか、相手がおかしいのか、だんだん分からなくなってきます。
「社会ってこういうものなのかな」「みんな我慢しているんだろうな」と、自分を納得させようとしてしまいますが、心と体が悲鳴を上げているなら、それはもう十分にサインだと思います。

わたしが今回、スッと心が軽くなったのは、「相手をやり込めたから」ではありません。
自分で自分を守る決断をして、「ここまで」と線を引いたからです。

我慢強い人ほど、限界を越えても「まだ頑張れる」と思ってしまいます。
でも、本当は「頑張り続ける」より先に、「ここはおかしい」と気づけることの方が、ずっと大事なのだと思います。

もし今、あなたが理不尽な環境にいて、毎日イライラして、心がすり減っているなら——
「そこから離れる」という選択肢を、自分から取り上げないでいてほしいです。

あなたの時間も心も、誰かの「ちゃちゃっと」で消費されていいものではありません。
自分の人生を、自分のために使う決断をしてもいいのだと、どうか忘れないでいてほしいです。

-スッキリ

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