【スッキリ】通勤電車の“斜め男”を静かに詰ませた朝

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スッキリ

【スッキリ】通勤電車の“斜め男”を静かに詰ませた朝

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朝の通勤電車は、ただ会社へ運ばれるだけの箱のはずでした。
けれど私にとっては、理不尽と無神経がぎゅうぎゅうに詰まった「我慢の訓練所」になっていました。
今日もまた、息をするだけで腹が立つような一日が始まります。

 

いつも同じ男が、私の朝を踏みつけます

【スッキリ】通勤電車の“斜め男”を静かに詰ませた朝

私は三十代後半で、都内のメーカーで事務をしています。
早く着いて静かに準備したいので、毎朝同じ時間、同じ車両に乗っています。

そこで必ず見かけるのが、スーツ姿の男でした。四十代くらいでしょうか。
肩幅がやたら大きくて、立ち姿が「俺が基準」みたいな態度なのです。

その男は、私の前に来ると決まって斜めに立ち、カバンを腰の位置で揺らし、私の足元を小突いてきます。
最初は偶然かと思いました。次は混んでいるから仕方ないと思いました。
でも、三日続けば偶然ではありません。二週間続けば確信です。

その日も、電車がホームに滑り込んだ瞬間、私は嫌な予感がしました。
扉が開き、人がなだれ込む波の中で、男がこちらへ体をねじって入ってくるのが見えたのです。
そして案の定、私の前にずいっと入り込み、肘を張りました。

「すみません、もう少し詰めてもらえます?」
(はぁ!?詰めてんのはこっちだわよ!!(#`皿´))

男は私の顔も見ずに言いました。まるで私が場所を取りすぎているみたいに。
私は背中のリュックを前に抱え、吊り革も譲るように位置を変えています。
それでも「詰めろ」って、どこへ行けというのでしょう。壁の中ですか。

私は黙って半歩だけずれました。
すると男は勝ち誇ったように、さらに斜めに体を入れてきました。
肩が私の肩に乗り、息が髪にかかります。

「朝からピリピリしてると疲れますよ」
(誰のせいだと思ってんのよ!?その口ふさげるならふさぎたいわ!!ヽ(`Д´)ノ)

私は爪を立てないように拳を握り、心の中で百回叫びました。
ここで怒鳴ったら、私が悪者にされます。
通勤電車という舞台は、いつだって「声が大きい方が悪い」に調整されているのです。

 

理不尽は増殖します

【スッキリ】通勤電車の“斜め男”を静かに詰ませた朝

次の駅で、さらに人が乗ってきました。
押し込まれた波で、私は男に挟まれるようになりました。
背中はドア脇のポール、前は男のカバン、左は別の女性の肩。
逃げ道はありません。

男はそこで、私の前に抱えているリュックをチラリと見ました。
そしてわざとらしく舌打ちをしました。

「その荷物、邪魔なんですけど」
(あなたの存在が一番邪魔なんですけど!?!?( ̄□ ̄;))

私はリュックをさらに小さく抱き直し、肘を体に沿わせました。
それでも男は、私のリュックに自分のカバンを押し当ててきます。
押すたびに、私の腕がしびれていきました。

近くにいた若い男性が、ちらりとこちらを見ました。
助けてくれるのかと思ったら、目をそらしてスマホを見始めました。
見て見ぬふりは、通勤電車の国技です。

そして追い打ちが来ました。
男が突然、スマホを耳に当て、通話を始めたのです。

「いやー、今日も電車最悪っすよ。女の人がさ、荷物で場所取ってて」
(最悪なのはあなたの頭とマナーよ!!!(ノ`Д´)ノ彡┻━┻)

私は一瞬、視界が白くなりました。
私のことを言っているのが明らかでした。
しかも「女の人」とひとまとめにするあたりが、もう救いようがありません。

周りの人たちが、聞こえないふりをしながらも空気を重くするのが分かりました。
でも誰も何も言いません。
私は喉まで出かかった言葉を飲み込みました。

反論しても「冗談ですよ」「気にしすぎ」と返される未来しか見えないからです。
理不尽な人は、理不尽を正当化する言葉だけは流暢なのです。

 

決定的な一撃が、私の堪忍袋を破りました

【スッキリ】通勤電車の“斜め男”を静かに詰ませた朝

電車は次の大きな駅へ向かいました。
揺れに合わせて男の体が寄り、私の肩に重みが乗ります。
そして、ふっと嫌な感触がしました。

男の手が、私のリュックのファスナー付近に触れていたのです。
混雑で偶然? いえ、指先が「探っている」動きをしていました。
私は血の気が引きました。

私は低い声で言いました。

「触らないでもらえますか」
男は驚いた顔もせず、口元だけで笑いました。

「は?混んでるんだから仕方ないでしょ」
(仕方ないで済むなら警察いらないわよ!!(;゚Д゚))

私は息を吸って、もう一度言いました。

「今、ファスナーのところ触ってましたよね」
男は肩をすくめました。

「被害妄想じゃない?朝から面倒くさいな」
(被害妄想!?じゃあ今ここであなたの上着のポケット触ってもいいわけ!?(`◇´))

周囲の空気が一段張り詰めました。
誰かが咳払いをしましたが、それでもまだ、誰もはっきりとは動きません。

私は泣きそうになりました。
悔しさで、というより「また私が我慢する側になるのか」という絶望で。
このまま黙れば、男は次も同じことをします。
声を上げれば、私が神経質な人扱いされます。

そのとき、男が追い打ちの一言を吐きました。

「女ってこういう時、騒げば勝ちだと思ってるよね」
(はぁぁぁぁ!?!?!?その偏見ごと窓から投げ捨てたいんですけど!?(゚Д゚#))

私は限界でした。
でも私は、怒鳴りませんでした。
代わりに、ある人を思い出したのです。

毎朝この車両に乗っている、車掌さんに似た雰囲気の駅員さん。
ホームでよく見かける、落ち着いた中年女性の駅係員さんです。
名札には「青木」と書いてありました。

次の駅で降りるふりをして、私はドア付近へ身体をねじりました。
そして、男の視界から外れた瞬間、スマホのメモに短く打ちました。
「今の車両、〇号車、中央付近。迷惑行為。ファスナー触る」
すぐに駅の案内アプリから、駅の問い合わせチャットへ送信しました。

私は自分でも驚くほど冷静でした。
怒りは、熱いままでも刃物みたいに研げるのだと知りました。

 

逆転の朝は、拍手の代わりに静かに訪れます

【スッキリ】通勤電車の“斜め男”を静かに詰ませた朝

大きな駅に到着し、ドアが開きました。
人がどっと降りて、空間が一瞬広がりました。
男はいつものように、私の前に残ろうとしました。

そのときです。

「お客様、少しよろしいでしょうか」

凛とした声がしました。
ホームに立っていたのは、あの青木さんでした。
そしてその横に、別の男性駅員さんもいます。

男が眉をひそめました。

「俺?何ですか」
(そうよあなたよ!!やっと来たぁぁぁぁ!!(T_T))

青木さんは淡々と、でも逃げ道を塞ぐ角度で言いました。

「車内での迷惑行為のご申告がありました。こちらへお願いします」

周囲の乗客が、静かに視線を向けました。
「迷惑行為」という言葉が、空気を一気に変えます。
男の顔色がわずかに変わりました。

「いや、俺何もしてないですけど」
(この期に及んで!?往生際悪すぎて逆に清々しいわ!!( ̄ー ̄))

青木さんは、私の方を見ずに続けました。
だからこそ、私を巻き込まずに済む形になりました。プロです。

「状況確認をします。防犯カメラの映像も確認しますので」

男の喉が鳴るのが見えました。
防犯カメラ。
その言葉は、理不尽な人の舌を急に重くします。

「……そんな大げさな」
(大げさじゃないわよ。あなたの小さな悪意が積もった結果よ(^ω^#))

男性駅員さんが、穏やかに、しかし確実に言いました。

「こちらへどうぞ。混雑していますのでホームでお話を」

男は渋々、電車から降りました。
その瞬間、周りの空気がふっと軽くなりました。
誰かが小さく息を吐き、別の誰かが私の肩の緊張がほどけたのを見て、目を伏せました。
言葉はなくても、同じように耐えてきた人がいるのだと分かりました。

私は降りませんでした。
ドアが閉まり、電車が動き出しました。

窓の外で、青木さんが男をホームの端へ誘導していくのが見えました。
男は何か言い返していましたが、もうこちらには届きません。
届かなくていいのです。

私は胸の奥に溜まっていたものを、長い息と一緒に吐き出しました。
そして心の中で、静かにガッツポーズしました。

(ざまぁぁぁぁぁ!!朝から最高の景色ありがとう!!(≧▽≦))

それだけでは終わりませんでした。
次の駅で座席が一つ空き、私はそこに腰を下ろせました。
偶然でしょう。でも偶然って、こういう時にだけご褒美みたいに降ってきます。

座って見る車内は、いつもより広く感じました。
スマホに目を落とすと、駅のチャットから返信が来ていました。
「ご申告ありがとうございます。係員が対応いたしました」

短い文章なのに、胸が熱くなりました。
私は一人で耐えているわけではなかったのです。
動けば、世界はほんの少しだけ、ちゃんと動く。

私は会社に着く前から、もう十分にスッキリしていました。

 

まとめ

通勤電車の理不尽は、こちらが黙っていると「当たり前」の顔で居座ります。
でも、怒鳴らなくても、戦わなくても、ちゃんと対処する方法はあります。
記録して、伝えて、仕組みに渡すだけで、相手の好き勝手は止められます。
あの朝のホームの景色を思い出すたびに、私は自分に言います。
我慢が美徳なんて、誰が決めたのですか。私は私の朝を、踏みつけられないように守ります。

-スッキリ

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